年末の小旅行の話を。

日本で冬旅と言えば温泉！だけど、ドイツの温泉は温度が低くていまいち、水着着用の温水プール状態なので、家族風呂なんて当然ない。子連れ旅行なので、移動は短く、目的は少なく。

ということで思いついたのが、サウナ付き別荘に滞在する旅！できれば近場で、トレッキングなんてできたら理想的・・・と、探すと結構あります。

今回行ってきたのはタウバー渓谷。ダルムシュタットからは南東に車で2時間ほどのところに位置します。タウバー河はマイン河の支流で、ころんとしたボックスボイテルに入ったワインで有名なフランケン地方です。

滞在先はロマンチック街道沿いにある田舎町。お天気にも割と恵まれて、2日は小高い山と山麓、そしてタウバー河沿いをゆっくりと歩きました。道中、息子はクリスマスプレゼントにもらったオピネルで枝を削る練習。大きな枝を見つけて、樹皮を削ってストックを作りました。森の幼稚園でもナイフを使っていますが、なかなかどうして手つきが良い。

1日はローテンブルクにも足を伸ばしました。日本からのツアー客も多い「超」観光地ですが、そこかしこのショーウィンドウに日本語が（！）あるので驚きました。このような地のドイツ料理は外れる予感大ということで普通っぽいケバブ屋に入ったのですが（笑）、わたしたち以外の客は皆アメリカ人だったのに目を丸くしました。「ラップサンドが食べられる店」とかなんだかガイドブックに書いてあるのでしょうか？ローテンブルクはなんだか日米で人気みたいですね。

それでも古い街並みやぐるりと囲む城壁などはやっぱり雰囲気があって、おとぎ話にでも出てきそう。旧市街のお店の看板や城門の時計の文字盤の装飾は美しく、夕暮れ時の街並みは特に素敵で、古い街並みが残る町ってやっぱりいいなとフライブルクがちょっぴり恋しくなりました。滞在したコンドミニアム型休暇用アパートメントは自炊ができるので、小さな子供のいる3泊の家族旅行にはもってこいでした。サウナは60℃の低温多湿型のバイオ・サウナで、1回めはちょっと発汗が物足りないように感じたけれど、冷水→休憩→サウナと繰り返すうちにじわじわと効いてきました。アロマも焚いてくれてすっかりリラックスできました〜☆

来年の冬はもっと早く予約を取って、雪の積もるなかサウナから湖へざっぶーんという北欧スタイルにチャレンジしたいなと思います！