これまで約1ヶ月程度、夫の職場のゲストハウスにお世話になりました。細かな不便はありましたが、着いてすぐに生活できる家具付きのアパートメントが借りられたのはありがたいこと。
100年以上前にホテルとして建てられた建物で、1階はホールや催事場、2階以上が現在はゲストハウスとして使われています。
細部のタイル装飾はヤーコブ=ユリウス・シャーフォーゲルというユーゲントシュティールの陶芸家の手によるもの。さすがはユーゲントシュティールの街を謳うだけのことはあります。
ゲストハウス室内はこんなきらびやかな感じではなく白で統一されていてシンプルですが、天井や窓枠の装飾なども凝っていました。天井の高さは3メートルもあったでしょうか、ベルリンではアルトバウに住んでいましたが、それと比べても高いなぁーと感じました。キッチンはコンパクトでしたが、見上げると天井に施された天使の装飾がこちらを見下ろしていました。
お屋敷の前には広い芝生の庭が広がっていて、脇には乗馬の練習場があり、この屋敷から先の一帯は森が広がっています。なんとも非日常的な仮住まいでした。