まさかの転園騒動

秋から息子は他の幼稚園に移ることになりました。当初入園希望でコンタクトしていた2つの園から秋から空きが出るとの連絡をいただき、両方見学したうえでそのひとつに決めました。Kita1

コンセプトや条件からして私としては一番良さそうだと思っていた幼稚園ではありますが、体験入園した息子の反応を見て、夫婦ともに「ここだ!」と即一致しました。本当にツイてたなぁと思います。

が、現在の園の退園手続きで思いがけず手間取っています。契約上、「退園希望は年度の終わる3ヶ月前までに届出する」ことになっているからです。8月末までもう3ヶ月切ってしまっていますから、これでは遅いわけです。それ以外のケースは「理事へ個別に要相談」なのですが、これを私たちは甘く見ていました。

夫が保護者会の日に理事に話したところ、かなり感情的な反応を受けたそう。なんでも他にも4人この夏で退園希望者がいるのだそうで、立ち上げてまだ2年も経たない園の経営の問題や苦労を色々と聞かされて──。これが公立や私立の園だとすればまた違うのかもしれませんが、ここは保護者が立ち上げて保護者が運営する園。確かに他人事ではないのです。

ただ、こちらとしても期待していたことが望めなかったという事情があります。たとえば園のコンセプトでは週に1度は森に出かけることになっていますが、保育士不足のため園外の散歩ですらほとんど実現していない状況が2ヶ月ずっと続いていたわけです。新しく保育士が入ったので今後は少なくとも週に1度は外に行くようにするところだと説明されたところで、それにはまた何ヶ月もかかることでしょう。下記の写真のような砂場だけの園庭で、体が存分に動かせるわけがありません。Kita2代わりの子供なんてすぐに見つかるだろうに、と思うところですが、秋が年度の変わり目とはいえ、この園では一斉入園というかたちを取らずにひとりひとり時期をずらして2週間ほどの慣らし保育をして受け入れます。そのため、ひと月に新しく受け入れられるのは2人が限度で、冬になるまで代わりの子を受け入れられないというのです。これは理解できるようでなんだかよくわからない話。規模の大きい園なら、ひと月に2人しか増やさないなんてことはありません。ベルリンの園でも実際に同じタイミングで何人も入園していました。

結局は(代わりの子を入れられる)冬までの間の保育料をこちらが負担する、という話で話がまとまりつつありますが、「親が主導の園」というのは特に軌道に乗るまでは大変だぁ〜、と実感しています。なにしろ軌道に乗せるまでの間にも、自分の子はどんどん成長してゆくのですから。

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