石釜パン焼き講座

快晴と雨とが交互に続いています。今日はまた雨ですが、ライラックの紫が街のあちこちを彩っていてきれい!

予告どおり、義姉の石釜パン焼き講座に参加してきました!Brot5

ドイツパンといえばサワー種(Sauerteig)のパン。酸味があって麦や種のつぶつぶが残ったずっしりしたドイツパンは好みが分かれるところでしょうが、実は私も毎日食べたいものではありません。普通の丸パンやバゲットのほうが食べやすくて何にでも合って好き。

ですが、今回の講座ではこの定番のサワー種を使ったパン作りを習いました。初日は座学&パン種の準備、翌日は生地を作っていよいよ石釜へ。Brot6

まずは穀物のお勉強。大麦、ライ麦、カラス麦、グリューンケルン(熟す前に収穫したディンケル)、キノア、ヒエ、ソバなど、いろいろな穀類をつぶつぶで見て味見。市販のオーガニックの全粒粉でも、挽いてから2週間もたてば、ビタミンやミネラルなど本来の成分がほとんど失われてしまうのだそう。挽きたての粉と市販の粉を過酸化水素に入れる実験で見せてもらって驚きました!挽きたてのほうはシュワシュワして生きているのがわかります。発芽させた小麦も初めて食べましたがおいしかった。Brot8

と、挽きたての大切さを理解した後は、ライ麦を挽きます。この子のように石釜で挽くのでは日が暮れてしまうので、講座で使う分は電動で。挽きたてはもちろん風味が違う!そしてカラス麦を押し麦にするこの道具!楽しかった〜。Brot7

サワー種はスーパーで買えますが、代わりにザワークラウトを使ってもいいのだとか!これにはびっくり。かぼちゃだとかひまわりの種だとかを混ぜたい場合は、これらも一晩水に浸しておくと、パンの水分を奪わない&種が乾燥して割れないそう。粉とサワー種、水を混ぜ合わせて、一晩発酵させます。それから石釜で薪を5kgほど燃やして翌日に備えます。

さて翌日。まずは石釜に薪を投入して余熱スタート。それから精白されていないディンケル小麦やカムット小麦を粉に挽いて、寝かせておいたベースの生地と混ぜ合わせます。にんじんや玉ねぎは刻んでそのまま種に投入。生地をこねてこねて、寝かせ、焼きに入ります。

ハイライトはやっぱり石釜を開ける瞬間。なんともおいしそうに焼きあがりました〜。Brot10

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最後はもちろん参加者みんなでいただきまーす!生地を寝かせて焼いている間にちゃんとパンに塗るペーストも3種用意しました。開講場所の自然保護センターで手入れしているハーブガーデンからパセリやタイムなどを摘んできてハーブバター、人参&玉ねぎを刻みトマトペーストと混ぜたもの、ハーゼルナッツとバター、はちみつ、ココアを混ぜてチョコクリーム。計4種類のパンを焼きましたが、どれも滋味があってなんともいえないおいしさ。

せっかくベースの生地をいただいてきたので、忘れないうちに自分でもやってみようと思います。(たぶん)

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